今回は、どうしてニュージーランドに毎年来ているのか?についてお話したいと思います。
ニュージーランドに来た理由
私がここに駐在したのは昭和60年頃で、年も40台後半の働き盛りでした。
その前に出張で初めてやってきたとき、この国の美しさのとりこになりました。
「この世にこんな所もあったんだ。ここで住めたら・・・・」と真剣に思ったものでした。
それが数年後、思いもかけず駐在することになり現実のものとなりました。
6年弱の当地での生活は夢のような毎日で、退職したら永住しようと思っていました。
しかし、永住は難しかったので、時間の出来る定年退職を待って、観光ビザいっぱいの生活を始めた訳です。
英語は難しい会話は苦手ですが、幸い家内ともども日常会話には不自由なく、ちょっと北海道に行ってくると言った感じですが、異文化の国にいるとそれだけ刺激も多く楽しみ方も違うようです。
前回お話したようにゴルフは堪能できますので、日本での回数を減らし、お金をためてはこの日を待っていたわけです。
ニュージーランドの食文化
1缶70円のビール
こちらでの食費は日本の70%位で、日本で生活するよりも安くつきます。
アパート代が余分な出費ということになりますが、何よりも嬉しいのはビール1缶70円です。
もちろん発泡酒ではなく本物のビールです。
また、こちらにも大規模なスーパーマーケットがあり、家内と一緒に買出しに行くのも面白い経験です。
15年前のNZから変わったこと
私が今回やってきて、街の真ん中にスカイタワーが建ち、その中にカジノが出来ていたことに驚きました。
それ以外に15年前の駐在時代と大きく変わっていたことが3つありました。
その一つに肉牛が増えたことでした。
昔は8000万頭いた羊が、いたるところで目に付きましたが、これが半減し牛にとって代わりました。
オークランド郊外でも羊を見つけるのが難しくなりました。
ヨーロッパが狂牛病で汚染され、肉牛の特需がNZに回ってきたことも原因のようです。
二つ目は若い東洋人がやたら増えたことです。
街の繁華街を歩いていると、まるで香港ではないかと思うほどです。
これは現労働党政権の政策で、語学留学生を大量に受け入れたことが原因で、街には語学学校が林立し、その経済的効果は莫大なものになっているとのことです。
しかしあまりの急増ぶりに国民より非難が出ており政府は政策変更を余儀なくされています。
三つ目はワイン産業の発展です。
昔から白ワインには良いものがありましたが、あまり世界的にも知られておらず、ファミリー企業の域を出ないワイナリーがほとんどでしたが、今度来て驚いたことに、ワインの生産は倍増し、赤もずいぶん良くなり、飲み助の私にはまことにありがたいことで、日々その恩恵に浴しています。
長期滞在中、NZで出会った友達
今回は会社のバックがない身分で、駐在時代とはまた違った人たちとのつながりが出来、楽しく過ごしています。
会社時代の相手は、日本人もNZ人もほんの一部のエリートサラリーマンに限られていましたが、今回はバラエティーに富んでいます。
ゴルフ友達には、
- 車の修理屋さんでここに来て住みついた人
- 永住している子供を頼ってきた年金組の老夫婦
- 日本料理店の板さん
- ワーキングホリデーで来ている若者
etc.多士済々です。
モーテル経営の韓国人の夫婦にはテニスやゴルフでお世話になっており、また飲み友達には毎週金曜日の夕方、バーに集まるキーウィ(NZ人のことをこう呼びます)も数人います。
それでは今日はこの辺で・・・・。
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