リノベーションする住まいがなく「ゼロ」から始める場合、
・中古マンションの購入費用
・リノベーションの費用
この2つが必要です。
では、それぞれの相場はどのくらいなのでしょうか。
中古の戸建てやアパートをリノベーションする場合もあります。
ここでは中古マンションに焦点を当てて説明します。
中古マンションの購入費用
例えば、東京都世田谷区で中古マンションを購入する場合、どのくらい費用がかかるのでしょうか。
人気の不動産サイトat homeで、最低価格10件の平均を出してみました。
(※以上は、2023年3月時点の情報です)
どちらも平均価格が4000万円強という結果が出ました。
しかし、価格差は、3LDKで最安2950万円に対して最高4980万円とその差はなんと2030万円!
このように価格にばらつきがありますので、予算や希望に合ったものを選びましょう。
ところで、中古マンションを購入する際に、注意すべき点もいくつかあります。
いざ、リノベーションする時に困らないように、中古マンションの購入で注意すべき点についても押さえておきましょう。
リノベーションの費用
1つの目安として紹介します。
60m2前後のリノベーションにかかる費用は、1000万円から1400万円ぐらいです。
これを坪単価にすると、55万円から77万円になります。
リノベーションと一口に言っても、どこまで工事をするかによって費用は様々です。
主な工事としては、
- 水回り(トイレ、キッチン、バスなど)設備の取り替え
- 内装(床、壁、天井)の一新
- 間取りの変更
- 造作家具の新設
- 断熱工事
などがあります。
予算内に、理想に近い住まいを手に入れるためには、最初にやりたいことを明確にし、それらの優先順位をつけることが大切です。
その後、予算と優先順位をリノベーション会社に伝え、提案してもらいましょう。
この順番を間違えると、どうでもよかったところにお金を掛けてしまい後悔につながる場合があります。
ですから、リノベーションは進め方も重要なのです。
以下のサイトで詳しく説明していますので、進め方を理解して理想の住まいを手に入れましょう。
中古マンションの購入で注意すべき点
耐震基準
中古マンションを購入する際は、新しい耐震基準でつくられた物件を選ぶことをおすすめします。
具体的には、1981年(昭和56年)以降に着工した建物です。
1978年(昭和53年)6月12日に発生した宮城県沖地震を踏まえて、1981年(昭和56年)に建築基準法の耐震基準が改正されています。
その後、1995年(平成7年)1月17日に阪神・淡路大震災が発生しましたが、被害を受けた建物のほとんどが旧耐震基準でした。
従って、この大震災によって新耐震基準の安全性が示されたとも言われています。
耐用年数
中古マンションは、いったい何年間住めるのでしょうか。
鉄筋コンクリート造の場合、法定耐用年数は47年と言われています。
しかし、この耐用年数は建物の寿命ではありません。
マンション経営や事務所などで会計処理に使われる減価償却費に当てる年数です。
従って、47年を超えると中古マンションの資産価値は0円となりますが、まだまだ住み続けられるのです。
国土交通省の資料によると、鉄筋コンクリート造のマンションの平均寿命は68年、物理的な寿命の推定はなんと!117年と書かれています。
築30年や築40年の中古マンションをリノベーションしても遅すぎるということはないのです。
計画的に点検をおこない、補修や交換、リノベーションなどにより建物の価値を維持・向上することで、中古マンションの寿命は大きく変わると言えます。
まとめ
新築に比べてリノベーションは安価に理想の住まいを手に入れることができます。
しかし、中古マンションの購入費やリノベーションにかかる費用は千万円規模です。
予算を有効に活用するためにも、自身の知見を広げることが大切です。
本やネット、リノベーション会社が開催するセミナーや相談会から情報を集めましょう。
また、リノベーションでは「出来ないこと」、「見直すべきこと」がありますが、知らないと大きな失敗を招き兼ねません。
以下のサイトに書かれている4項目は、最低限!理解しておくようにしましょう。