NHKスペシャル「熱戦!隠岐 徹夜相撲」で、島根県隠岐の島の伝統行事・古典相撲が紹介されました。
この記事では、
- 隠岐古典相撲と(一般的な)相撲との違い
- 隠岐古典相撲にゆかりのある映画や力士
についてまとめています。
隠岐の島の徹夜相撲
島根県の隠岐の島は、古くから相撲が盛んな地域です。
昭和30年代後半、若者が島外へ流出するようになり、一時は相撲大会も実施されていませんでした。
しかし、地元出身の実業家により、1972年に復活します。
20年に一度の水若酢神社の屋根ふき替えや新しい公共建物の完成など、島内で祝い事があった時のみ開催されるのが、隠岐古典相撲です。
2日間夜通しの30時間、300番を超える熱戦が繰り広げられるという、他に類のない相撲大会です。
そのため、度々徹夜相撲とも呼ばれています。
島内のあちらこちらに土俵があり、祝い事があった町が他の町を迎える形で東西に分かれて対戦します。
隠岐国一の宮・由良比女神社を参拝!
— せとすけ@能登のアヒル日本一周記 (@noto_duck) June 19, 2023
「隠岐古典相撲」に使われる土俵がここにも。神聖な雰囲気がする。
本殿も水若酢神社同様、隠岐造りで威厳を感じさせる佇まい。
宮司さんは常駐していないため、御朱印は港の観光協会へもらいにいく👍
※テンション上がりすぎて上げるの忘れてた… pic.twitter.com/RciwRMfm5C
取り組みは2回あり、最初に勝った力士は、狭い島内で人間関係が気まずくならないように次の勝負では勝ちを譲るという変わった規則があります。そのため、「人情相撲」とも呼ばれています。
力士だけでなく、土俵際にいる観客も激励を込めて塩を投げるところも(一般的な)相撲と異なるところです。
映画「渾身 KONーSHIN」
原作は川上健一の同名小説。主演は伊藤歩、「劇団EXILE」の青柳翔。
2013年1月に劇場公開されました。
「高津川」「白い船」など故郷・島根県を舞台にした作品で知られる錦織良成監督が、隠岐諸島の伝統行事・古典大相撲を通して、家族の絆や人々の思いを描くヒューマンドラマ。
Amazonプライムでは、5点満点中4.5点の高評価です。おすすめします。
第36回モントリオール世界映画祭正式招待作品ワールドプレミア上映。
第25回東京国際映画祭正式招待作品ジャパンプレミア上映。
隠岐の海関
島根県隠岐の島出身の力士といえば、隠岐の海(おきのうみ)関です。
- 身長189㎝、体重161㎏
- 八角部屋
- 最高位は関脇
- 金星4回
『隠岐の海引退君ヶ濱襲名披露大相撲』
— 八角部屋 (@hakkakubeya) May 2, 2023
只今"特典付✨先行抽選販売"のお申込受付中❗️
●受付日程:5/1(月)12:00~5/11(木)23:59
●受付URL:チケットぴあhttps://t.co/nvGufuqH0W
※申込時にチケットぴあ会員登録が必要(無料)
※特典は当日引き換えとなります#sumo pic.twitter.com/b4WqVhWZmR
隠岐の海関も地元の古典相撲に影響を受け、4歳の頃から廻しを付けはじめます。
初土俵は2005年初場所。2010年春場所に島根県からは88年ぶりの新入幕を果たします。
2023年1月、37歳で引退しました。
まとめ
以上、隠岐の島の徹夜相撲の紹介でした。
隠岐古典相撲と(一般的な)相撲の主な違いは、
- 祝い事があった時のみ開催される
- 2日間夜通し行われる
- 最初に勝った力士は、次の勝負では勝ちを譲る
- 土俵際にいる観客も激励を込めて塩を投げる
です。
相撲好きの島民ならではの特徴が相撲に表れていますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。