折りたたみ傘の選び方、どのように選べばよいのでしょうか。
そもそも、折りたたみ傘は、突然の雨に備えてカバンの中に入れておくもの。
雨からのガードは当然ながら、携帯しやすくなければいけません。
選ぶポイントをまとめてみました。
折りたたみ傘のサイズ
傘の下げ札に50サイズなどと書かれていますが、どこの寸法かわかりますか?
これは、親骨の長さ(単位:cm)を表しています。
親骨とは、生地を支える部材です。
男性の場合、長傘であれば65サイズをおすすめします。
しかし、軽量折りたたみ傘のサイズは、携帯性を重視するため50~55サイズが多く、
- 男性の場合、55サイズ
- 女性の場合、50サイズ
が、適切なサイズです。
また、男性で長傘を使わない、折りたたみ傘オンリーという方は、少し大きめの60~65サイズの折りたたみ傘を選ぶことをおすすめします。
ところで、親骨はカーブしていますね。
親骨の長さが同じでも、カーブの度合いによって、傘の使用時の大きさ(直径)は異なります。
また、小さいカバンに入れて持ち歩く方は、畳んだ時の大きさもチェックしておきましょう。
折りたたみ傘の重さ
折りたたみ傘は、突然の雨に備えて毎日携帯するもの。
ですから、その重さは、持っていることを忘れてしまうぐらい軽いのが理想です。
ところで、携帯電話、、、例えばiPhone13の重さって、どのくらいかわかりますか。
173グラムしか、ないんです。
折りたたみ傘も、iPhoneと同じぐらい軽いものを選ぶべき。
200グラム以下なら、カバンの中に入れても気になりません。
この200グラム以下というのは、折りたたみ傘の中では軽い方で「超軽量」と呼ばれています。
例えば、よく知られているユニクロのUVカットコンパクトアンブレラでも、重さは200グラム超えの257グラムです。
折りたたみ傘の価格
折りたたみ傘の価格は、安いもので1,000円前後。
2,000円代が最も多く、有名ブランドでも7,000円ぐらいです。
しかし、傘は電車やバスの忘れ物で、常に1位。
忘れ物のおよそ2割を占めるそうです
あまり高価な折りたたみ傘は買わない方がよいでしょう。
折りたたみ傘の親骨の数と素材
親骨は、8本が一般的ですが、6本や5本という商品もあります。
この親骨の本数を減らすことで軽くなります。
しかし、強風に耐えられず、壊れやすくなってしまいます。
最近は、鉄やアルミに代わりカーボン製の親骨が増えてきました。
このカーボンという素材、強度がありながらも釣竿のようにしなります。
更に、軽くて錆びないといいことばかりです。
200グラム以下の超軽量折りたたみ傘のほとんどは、カーボンの親骨が使用されています。
親骨の素材と本数は、必ずチェックしましょう。
折りたたみ傘の開閉のしやすさ
折りたたみ傘の選び方の中で、この開閉のしやすさは重要なポイントです。
なぜなら、開閉のわずらわしさこそが、折りたたみ傘の一番のデメリットだからです。
解消策として、ボタンを押すことで自動で開閉する商品もあります。
しかし、バネを内蔵しているため故障しやすいというのが難点です。
対して、手動開閉には、親骨をポキ、ポキと折らないと開閉できないタイプと、1回の動作で開閉できるタイプがあります。
突然の雨でも開きやすく畳む際にも手が濡れにくい、開閉が簡単なものを選ぶようにしましょう。
折りたたみ傘の撥水性能
ほとんどの傘に撥水性能はありますが、性能は様々です。
なかでも、撥水度5級などと表示する商品もあります。
これは、撥水度試験による1級から5級までの格付けで、5級が最も高く、表面に湿潤や水滴が見られない状態を示します。
撥水度試験について更に詳しく知りたい方は、以下のサイトを参照ください。
また、撥水性能は、手で触れることにより生地表面のフッ素の配列が乱れ撥水性能が弱まります。
ドライヤーで乾かすことで復元するという話も聞きますが、撥水性能は永久ではないことを理解しておきましょう。
折りたたみ傘の耐風力
「風速15m/sまでの強風に耐えられる」など、メーカーの試験結果を表示する商品もあります。
ところで、風速15m/sというのはどのくらいの強風なのでしょうか。
気象庁によると、風速15m/sは樹木全体が揺れる、傘がさせないぐらいのやや強い風。(詳しくは、以下のサイトをクリック!)
そのため、傘の耐風力としてはぎりぎり合格点というところでしょうか。
また、折りたたみ傘はその構造上、強風で反り返ることがよくあります。
反り返っても、一度畳むことによってもとに戻る商品を選ぶようにしましょう。
折りたたみ傘の保証期間
メーカーにより、1か月保証、1年保証、永年保証などが付く場合があります。
購入しても、直ぐに壊れてしまっては困りますので、保証が付いているものを選びましょう。
保証が付いている商品は、十分な品質が確保されているとも言えます。
その他の選ぶポイント
他にも、折りたたみ傘の選び方のポイントはいくつかあります。
- 収納カバー‥折りたたみ傘を収納するカバーは、口が大きく収納しやすいものがベストです。
また、カバーの内側に吸水性能が付いているもの、収納時に薄くなりカバンに収納しやすいものなど、機能性の高い商品もあります。 - ハンドルの形状‥軽量化のためハンドルは小さいものが多いのですが、自分の手に合った持ちやすい形を選びましょう。
- デザイン‥色や柄のデザインも機能の一つです。自分の好みに合うデザインを選びましょう。
- 反射テープ‥夜間、車のライトで反射するテープが生地に取り付けられた商品もあります。安全性を考慮したい方におすすめです。
まとめ
以上、折りたたみ傘の選び方でした。
最近は、超軽量でありながら、多機能な折りたたみ傘もたくさん販売されています。
この記事を参考に、自分のお気に入りの1本を探してみてください。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。