古物商許可申請の「URLの使用権限を疎明する資料」とは？メルカリの場合

メルカリやヤフオクで古物（中古品）を出品する場合も古物商許可は必要？

家に余っているものを断捨離（だんしゃり）する程度なら不要ですが、

せどりや転売など、営利目的で出品するなら必要です。

メルカリやヤフオクで古物を売る場合、

古物商許可申請で

「URLの使用権限を疎明する資料」を提出しなければいけません。

でも、どんな資料なのか、どこにも詳しく書かれていません。

そのため、不備を指摘されて警察へ何度も行くことになってしまう人も多いんです。

URLの使用権限を疎明する資料とは

愛知県警察のホームページによると、

「URLの使用権限を疎明する資料」とは以下のようなものと書かれています。

でも、この文章を読んでも、いまひとつピンと来ませんよね。

メルカリの場合

では、メルカリで古物を出品する人を例に説明しましょう。

メルカリで古物を出品する場合、「プロバイダやインターネットのモールショップの運営者」というのは、メルカリになります。

メルカリの「URLの割り当てを受けた際の通知書の写し等」ということになりますが、

メルカリから通知書なんてもらっていませんから？？？です。

この通知書、先に答えを言いいますが、

これは、メルカリのマイページのこと。

マイページに

• プロフィール
• 出品した商品

が写っているページのURLなのです。

他人が見ることが出来る、自分のページです。

こんな感じ↓↓↓

このページは以下の方法で表示することができます。

マイページの提出時に必要な情報２つ！

このマイページを印刷して提出すれば良いのですが、必要な情報が２つあります。

管理者の名前の明記

1つ目は、このマイページを自分が管理していることの証明です。

やり方は簡単！プロフィール欄に「管理者：○○○（自分の名前）」を記入するだけです。

プロフィール欄は3行ぐらいの短い文章にして、管理者名が表示されるようにしておきましょう。

https://ではじまるURL

次に、URLも提出する画面に写っていなければいけません。

このURL、通常のメルカリでは「jp.mercari.com/‥」からはじまっているのですが、

警察からは、「https://jp.mercari.com/‥」」ではじまるURLを求められます。

URL欄を一度クリックすると、「https://jp.mercari.com/‥」からはじまるURLに変わりますから、

変わった後にスクリーンショットを保存し、

PowerPointやExcelに貼り付けて印刷するようにしてください。

さらに、誓約書も必要

愛知県警察の場合ですが、さらに誓約書を追加するように指示を受けました。

このメルカリのURLが自分のものであることの誓約書です。

A4の紙に以下のようにワープロで打てばOKです。

なお、年月日はすべて「和暦」で記入しましょう。

つまり、2025年○月○日ではなくて、令和7年○月○日と記入します。

原則、行政へ提出する書類は「和暦」で記入します。

送信元識別符号

古物商許可申請書の書類の１つである「送信元識別符号」も添付する必要があります。

こんな書式↓↓↓

この用紙１枚に付き、URLは1つだけ記入してください。

例えば、メルカリとヤフオク、２つのURLを申請する場合、この用紙は2枚に分けて提出します。

1枚に2つのURLを記入した場合、書き直しになりますから注意！

数字の０（ぜろ）と英文字のO（おー）のように誤読しやすい文字は「ふりがな」を記入します。

「ふりがな」ですから、必ずひらがなで記入してください。

さらに、数字はまるで囲みます。

以上は、用紙の下に記載要領として書かれていることなので、忠実に守りましょう。

古物商許可申請の「URLの使用権限を疎明する資料」とは？メルカリの場合のまとめ

以上、古物商許可申請の「URLの使用権限を疎明する資料」とは？メルカリの場合でした。

何も知らずに申請すると、何度も警察へ行くハメになります。

都道府県によって、厳しい警察や優しい警察がありますが、比較的厳しいと思われる愛知県での事例ですから、

この通り作成すれば、大丈夫です。

なお、古物商許可が下りるまでの40日間は、いつURLをチェックされ兼ねないわけですから、

その期間中に古物を出品するのは絶対にやめましょう！

以上、効率よく、そして正確に申請を進めて下さいね。